2014年11月16日(日)
安倍政権ここが許せない
本紙シールアンケート
東京
国民の声を反映した新しい政治を―。衆院解散・総選挙の可能性が高まる中、本紙は15日、東京・池袋駅前で、安倍政権の支持・不支持を問うシールアンケートを行い、「不支持」が「支持」の2倍以上にのぼりました。安倍「暴走政治」の転換を求める声が強まっています。
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「不支持」の理由として多かったのは消費税増税反対。再増税の先延ばしではなく中止を求める声が上がりました。
「いままで通りの倹約だけでは支払額が高くなり、消費税増税の影響を感じます」。東京都練馬区の女性(49)は「安倍さんは、子育て中の世帯にお金がかかることを理解して。庶民感覚を持つ政党に伸びてほしい。がんばって」と話しました。
「不支持」を迷わず選んだ音楽家(56)=同豊島区=は、理由を「とくに平和のことで安倍首相はウソを言っているから」と語ります。「安倍首相が唱える『積極的平和主義』。言葉通りなら、憲法9条を前面に押し出した外交をするのが当然なのに、やったのは集団的自衛権の行使容認だった」
岩手県から上京してきたばかりの女性(20)=同板橋区=は、安倍政権が東日本大震災の被災地を放置して、復興に必要な支援をしていないと訴えます。「安倍さんは国民の意見を聞かないから、もう任せっきりにできない。総選挙はよく考えて、必ず初めての投票権を使います」と話しました。
埼玉県川越市の男性(68)は「安倍政権には即刻、退陣してほしい。自分の意思を選挙で表せる良いチャンスだ」と日本共産党躍進への期待を語りました。
回答したのは70人。安倍政権「不支持」が47人で、「支持する」が22人、「どちらともいえない」と、線上にシールを貼った人が1人でした。(関連)