2014年11月11日(火)
オスプレイ恒久化狙う
米軍 辺野古新基地に専用格納庫を計画
オナガ氏勝利で中止を
日米両政府が沖縄県名護市辺野古に建設を狙う米海兵隊新基地に垂直離着陸機MV22オスプレイ専用の格納庫を2棟、2017年10月以降に建設する計画があることが、米海兵隊公表の「海兵航空計画2015」で判明しました。
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現在、オスプレイが配備されている普天間基地(宜野湾市)には同機の専用格納庫がありません。安倍晋三首相や仲井真弘多・沖縄県知事らは「普天間から辺野古に移る機能は3分の1」などと述べて新基地建設を合理化しています。しかし、普天間にない整備拠点を新たに確保し、オスプレイの恒久基地として増強するという海兵隊の狙いは、同「航空計画」によっても明らかです。
沖縄県民の8割以上が新基地建設に反対し、知事選(16日投票)での最大争点になっています。これを無視して既成事実化を図る日米両政府の動きに、さらなる反発は避けられません。
「航空計画」によれば、18米会計年度(17年10月〜18年9月)に1棟のオスプレイ専用格納庫、20年度(19年10月〜20年9月)にもう1棟を建設します。CH53E大型ヘリなど他機の格納庫も18年度に建設。合わせて7棟の格納庫を20年度までに建設することが予定されています。
沖縄防衛局が提出した辺野古の埋め立て申請書によれば、格納庫エリアの大部分は埋め立て区域にかかっています。新基地ノーを掲げるオナガ雄志候補が勝利すれば、この計画を止めることができます。