2014年11月9日(日)
若手が強豪次々破る
赤旗 全国囲碁・将棋大会
第51回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会1日目の8日、ベテランのアマ強豪が10代20代の若手に次々敗れる、波乱の展開となりました。
将棋の前回優勝した早咲誠和さん(41)=招待=は、決勝トーナメント1回戦で山田雄介さん(23)=大阪府=に敗北。山田さんは、有名なアマ強豪の早咲さんの棋譜を何度もならべて勉強したといいます。早咲さんは「強くて若い人が出てきて、困ったとともにうれしい。自分もこれからの励みになる」と次回の雪辱を期していました。
囲碁では、前回準優勝の今分喜行さん(42)=京都府=が同じく決勝トーナメント1回戦で敗退。今分さんに勝った大ベテランの長谷川義則さん(65)=群馬県=が、2回戦で初出場の清水航介さん(18)=東京都=に敗れる大乱戦でした。
今分さんは「リーグ戦で納得のいく碁がうてたので調子はいいと思っていたが、一瞬のスキに逆転された」と敗因を振り返りました。
囲碁の女流招待選手の成島奈津子さん(39)は昨年ベスト8。今年は惜しくもリーグ戦1勝2敗で涙をのみました。「勝負どころでミスしてしまった」と悔しがりました。
将棋で屋敷伸之九段の指導対局をうけた美馬和夫さん(58)=茨城県=は10回以上出場の常連です。「なかなか勝ちあがれないが、優勝すればプロ棋戦である新人王戦に出られるのは魅力。夢だけは持って、生きている限り出続けたい」
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