2014年11月6日(木)
職権の開会に抗議
派遣法改悪案審議 穀田氏が会見
衆院厚労委
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労働者派遣法改悪案を審議する5日の衆院厚生労働委員会を委員長の職権で開会したことに関して、日本共産党の穀田恵二国対委員長は同日、「厚生労働委員会における最初の質疑を職権で行うのは、まともな審議もせずに法案を押し通そうとする態度で、けしからんやり方だ。抗議したい」と批判しました。同時に、「労働者の働くルールにかかわる重要な法案であり、野党が足並みをそろえ、徹底審議で問題点を浮き彫りにしようとした対応は大事なことだ」と指摘しました。国会内の記者会見でのべたものです。
このなかで穀田氏は、まだ一度も委員会で審議していないもとで与党・公明党が「修正案」を提示し、その後撤回した経過に言及。同法改悪案が「常用代替防止」という派遣労働の原則をくつがえそうとしているのに、修正案が「派遣就業は臨時的かつ一時的なものであることが原則であるとの派遣法の趣旨を考慮する」としていることは根本的な矛盾だと指摘しました。「与党自らが欠陥を認める法案であって、廃案しかない」と語りました。