2014年11月6日(木)
実質賃金 15カ月連続減
アベノミクスで物価上昇
厚生労働省が5日発表した9月の毎月勤労統計調査(速報)によると、物価の変動を反映した賃金水準を示す実質賃金指数(現金給与総額)は前年同月比2・9%低下しました。前年割れは15カ月連続。アベノミクス(安倍晋三政権の経済政策)によって物価が押し上げられているため、実質賃金の低下が止まりません。
日本銀行は「物価の下押し圧力がある」として10月31日、2%の物価上昇に向けて追加の金融緩和を決定。黒田東彦(はるひこ)総裁は物価目標達成のため「できることは何でもやる」と強調しています。これ以上の物価上昇は国民をさらに苦しめることにしかなりません。
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