2014年11月2日(日)
社会的弱者を襲う貧困
クレサラ生活再建対協 全国集会開く
全国クレサラ・生活再建問題対策協議会(代表幹事・木村達也弁護士)が1日、広島市内で全国交流集会を開き、各地から500人余が参加しました。
木村代表幹事は基調報告で、クレジット・サラ金・ヤミ金被害とたたかい大きな成果をあげてきた同会の活動をふりかえりながら、「サラ金・クレジットの取り立てに代わって、いま『貧困』が社会的弱者をおそっている」と指摘。社会保障制度についての全国的な相談体制づくりなど、弱者のための社会・生活環境を整備する運動を呼びかけました。
集会実行委員会事務局長の戸田慶吾弁護士は貧困と格差解決のための緊急課題をあげ、「カジノが解禁されれば多重債務被害者や借金苦による自殺者が増え、せっかくの貸金業法改正という多重債務者救済の成果に逆行する」と、カジノ賭博反対運動に全力をあげるようと訴えました。
老齢加算復活を求めた広島生活保護裁判原告団、クレサラ被害者の会「広島つくしの会」、広島市東区生活と健康を守る会各代表が報告しました。
鹿児島大学法科大学院の伊藤周平教授が講演しました。