2014年11月2日(日)
赤旗まつり初日 「復興の味どうぞ」
大震災被災業者 思い込め
「元気な復興の味をどうぞ」―。赤旗まつりの全国物産模擬店街に威勢のいい掛け声が響きます。東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島からも多くの業者が出店しました。そのなかには被災した業者もあります。
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津波で加工場や事務所を失い再建中の宮城県石巻市の水産加工「ヤマトミ」は、初めての出店。「金華〆(しめ)さば」や「真穴子丼」などを販売します。
千葉雅俊社長(62)は、「震災後、共産党ボランティアのみなさんに大変お世話になりました。感謝の気持ちも込めて出店しました。わが社が紹介された『赤旗』の記事をもって激励にきてくれるお客さんが何人もいます。気持ちが一つになれる素晴らしいまつりです」といいます。
本社工場や自宅を津波で流されたかまぼこメーカー「ささ圭」(同県名取市)は、前回に続いて2度目の出店です。震災で機材を失い、昔ながらの石臼ですり身を作ったかまぼこに「希望」と名づけて売り出しました。
「早く赤旗まつりが開かれないかと、心待ちにしていた」という佐々木圭亮(けいすけ)社長(63)。「『希望』をたくさん持ってきました。まだまだ再建途上ですが、復興への思いを込めた『希望』を味わってほしい」