2014年10月30日(木)
激戦 県知事選きょう告示
沖縄の歴史 共に開こう
オナガ候補 集会で決意
仲井真陣営必死
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沖縄と日本の未来を大きく左右する沖縄県知事選が30日告示(11月16日投票)されます。名護市辺野古への米軍新基地建設の是非が最大の争点となり、建設ストップの「県民総意」を代表するオナガ雄志(たけし)前那覇市長(64)と、安倍政権と一体になって新基地を推進する仲井真弘多(なかいまひろかず)知事(75)との事実上の一騎打ちです。
オナガ陣営には自民党の元那覇市議団、元県議会議長や県内有力企業など幅広い勢力が結集し、県民に大きく支持を広げています。
オナガ候補は29日夜、那覇市で、中小業者の集まる沖縄県商工団体連合会(沖商連)の決起集会に駆けつけました。「基地があるゆえに、沖縄経済は阻害されている」と強調。「基地(建設反対)を『オール沖縄』で力を合わせ、頑張ろう。沖縄の歴史の一ページを開こう」と訴え、大きな拍手に包まれました。
一方、3選を狙う仲井真知事は安倍政権・自民党総がかりの支援を受け、浮上を図っています。仲井真氏は県内の首長や各種団体に自ら電話をかけて支持表明させるなど、なりふり構わぬ組織戦を展開。自民党本部も医師会など全国レベルで団体を締めつけ、かつてない大激戦になっています。