2014年10月29日(水)
日韓「共同声明」に注目
日本軍「慰安婦」問題 韓国紙が報道
【ソウル=中祖寅一】韓国主要紙の中央日報と通信社の連合ニュースは27日付で、韓国と日本の議員連盟がおこなった「共同声明」(25日)が、日本軍「慰安婦」問題について「当事者の名誉回復と心の傷を治癒できる措置」をとるとし、「双方は河野・村山談話の精神にふさわしい行動をする」と言及したことに注目して報道しました。
中央日報は見出しで「日本議員290人『慰安婦被害者の名誉回復に努力』」とし、300人近い日本の国会議員が参加する議員連盟の総会で、こうした内容の「声明」が全会一致で賛同を得たことに注目しています。安倍政権は事実上「河野談話」否定の動きを強めており、「河野・村山両談話の精神にふさわしい行動をする」ことが超党派の議員連盟で確認されたことは重要な意義を持ちます。
連合ニュースも、韓国と日本の議連の合同総会で「慰安婦問題が正式議題として取り上げられたのは初めて」とし、二つの点に注目した記事を配信しました。