2014年10月24日(金)
石綿使用の建物解体再開報道に 市民ら対策説明迫る
キャンプ・シュワブ前で抗議
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沖縄県名護市辺野古に米軍新基地を建設するために滑走路建設予定地で解体していた既存建物(米軍キャンプ・シュワブ内)で、人体に有害なアスベスト(石綿)が使用されていることがわかり、解体が中止していた問題で、新基地建設に反対する市民らは23日、防衛省沖縄防衛局が29日にも解体を再開するとの報道を受け、シュワブゲート前で強く抗議しました。
防衛局は、新基地建設のための作業ヤードを整備するため、7月1日から建物の解体を始めました。しかし、その直後に市民の情報公開請求で建物にアスベストが使われていることが判明しました。
この日、市民らは、「アスベストの飛散防止対策はどうなっているのか。どのくらいの量のアスベストを、どこへ搬送してどう処理するのか、何も明らかにされないままの解体は許されない」と呼びかけました。
防衛局側は説明に応じず、午後0時20分ごろ、警察官らがゲート前で抗議する市民らを強制排除しました。警察の動員は8月以来。政府の強権ぶりが再び、あらわになりつつあります。