2014年10月22日(水)
声聞く場 しっかりと
反対団体 川内原発で鹿児島知事らに要請
九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対している市民団体「川内原発建設反対連絡協議会」や国際環境NGO「FoE Japan」など10団体は20日、同原発の再稼働をめぐり、県民の反対の声を無視して地元同意の手続きを進めないよう、伊藤祐一郎知事と池畑憲一県議会議長あてに申し入れました。
要請書は▽国に対して保安規定や工事計画認可に関する説明会の開催を求めること▽県民の声を聞くための公聴会や、(再稼働の)賛否を議論する公開討論会を開催すること―を求めています。
要請には、インターネットでのよびかけに応じた2757人と188団体からの賛同署名が添えられました。
川内原発建設反対連絡協議会の鳥原良子会長は「この間、県内5カ所で開かれてきた住民説明会では、避難計画や川内原発再稼働の是非については、質問項目から除外されていました。住民が一番心配しているこれらについて、住民の意見をしっかり聞く場を県知事・県議会はつくってほしい」と話しています。