2014年10月19日(日)
国民多数の声に背き、批判に耳を貸さぬ強権政治に審判を
千葉・船橋市で志位委員長が訴え
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日本共産党の志位和夫委員長は18日、いっせい地方選挙勝利にむけて千葉県船橋市内で開かれた演説会で、安倍政権の対決の焦点となっている問題について一つ一つ丁寧に言及し、「日本共産党の躍進で、暴走に痛打を与え、暴走をストップする審判を下そう」と訴えました。
安倍政権の暴走について、(1)一つ一つの暴走がどれも国民多数の声に背いている(2)国民の批判に謙虚に耳を傾ける姿勢がない―という二つの特徴を指摘した志位氏。
その内容として、集団的自衛権、消費税大増税、原発再稼働、沖縄の米軍新基地建設のいずれの問題でも国民の5割、6割、7割が反対しており、「威勢が良いように見えるがたいへんにもろい、砂上の楼閣のようなものだ」と指摘するとともに、一国の首相が一番心を寄せるべき相手である原爆の被害者と沖縄県民にたいして「見解の相違」「過去の問題」といってはばからない安倍政権の姿勢をきびしく批判しました。
「こういう問答無用の強権政治にはつける薬はありません。国民の力で打倒に追い込むしかありません。みんなの力で安倍政権を退陣に追い込み、平和・暮らし・民主主義を大切にする新しい政治に切り替えましょう」と訴えました。
女性閣僚の「政治とカネ」問題――真相を明らかにして辞任を
この中で志位氏は、安倍首相が改造内閣の目玉として入閣させた小渕優子経済産業相が関係する政治団体の政治資金をめぐる不明朗な支出問題に言及し、「大臣の資格はない。国民に真相を明らかにして大臣を辞めるべきだ」と批判しました。