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2014年10月18日(土)

全国で怒りの一揆

「年金下げるな」15万5000人直訴署名提出

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(写真)銀座をデモ行進する年金者一揆の参加者=17日、東京都中央区

 安倍晋三政権の年金削減に抗議する「怒りの年金者一揆」が17日、全国各地でおこなわれました。全日本年金者組合と全労連が、東京・日比谷野外音楽堂で開催した中央集会には3000人が参加。年金削減の中止、最低保障年金の実現などを求めて、15万5200人から寄せられた安倍首相への直訴署名を舞台に積み上げ、政府に提出しました。

 全日本年金者組合は、20万人超を目標とした署名運動に取り組んでいます。「年金下げるな 消費税あげるな」のプラカードを持った女性(74)=東京都国分寺市=は「生活の不安や怒りが次つぎに寄せられます。私たちの底力を恐れているのは安倍首相です」と語ります。

 全日本年金者組合の冨田浩康委員長が主催者あいさつし、全労連の小田川義和議長が共催あいさつしました。

 冨田氏は「社会保障を切り捨て、『戦争する国づくり』を進める悪政に正面から立ちはだかるのがわれわれの運動だ。安倍政権の息の根をとめよう」と訴えました。

 日本共産党の小池晃副委員長、高橋ちづ子衆院議員、全国生活と健康を守る会連合会の藤谷加津江事務局長が来賓あいさつ。小池氏は「消費税を上げて年金を下げるとは何事だ。江戸時代の悪代官でも思いつかない冷たい政治に、江戸時代の農民のように一揆の声を上げよう」と呼びかけました。

 参加者は集会後、デモ行進しました。


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