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2014年10月15日(水)

給費制の復活求める

司法修習生 大門・仁比氏と訴え

法務省

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(写真)法務省の担当者(左手前2人)と交渉する大門(右2人目)、仁比(その左)両氏と「ビギナーズ・ネット」のメンバー=14日、参院議員会館

 日本共産党の大門実紀史、仁比聡平両参院議員は14日、司法修習生の生活費を支給する給費制復活を目指す若手弁護士や修習生・学生でつくる「ビギナーズ・ネット」とともに法務省の担当者に、給費制から貸与制に移行した制度の改善を求めました。

 司法修習生の給費制は2011年11月に廃止され、貸与制に移行。昨年から修習生のアルバイトが解禁されましたが、法科大学院での添削業務など職種が限定されています。

 ビギナーズ・ネット副代表の橋本祐樹弁護士は、第67期修習生へのアンケートの自由記載欄には「貸与制では厳しすぎる」「給費制の復活を求める」との声が大多数で食事や書籍購入を削る事例が多く寄せられたことを紹介。「司法修習のモチベーションを下げる制度では司法の空洞化が進み、国民にとっても不利益だ」と語りました。

 参加者は「高校から一緒に頑張ってきた友人は貸与制では修習を受けられないとあきらめた。もっと現場の声を聞いてほしい」と訴えました。

 仁比氏は「修習専念ができない事態に追い込んでおいてどうしろというのか」と迫り、大門氏も「現場の声を聞いて、何ができるか考えるのが法務省の仕事ではないか」と主張しました。

 担当者は「一法曹として、修習生が大変な状況になっているというのは理解している」と応じました。


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