2014年10月12日(日)
九条の会 全国いっせい行動
集団的自衛権の学習会
都内で事務局
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「九条の会」事務局は10日、東京都内で集団的自衛権についての学習会を開き、約170人が参加しました。
「九条の会」は現在、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」関連法案に反対し宣伝、対話などを「全国いっせい行動」として取り組んでいます。学習会はこの一環で、浦田一郎・明治大学教授と太田昌克・共同通信編集委員が講演しました。
浦田氏は、集団的自衛権について「アメリカが世界戦略にもとづいて始めた戦争に『日本の自衛隊も出て来い』というものだ」と強調。安倍首相らが「安全保障環境の変化」を行使容認の理由にあげていることについては、「冷戦下で米ソが対峙(たいじ)していた時と比べると、はるかに穏やかになっている。判断を変える根拠となる事実認識が恣意(しい)的」と批判しました。
「日米『核』同盟の真相をえぐる」と題して講演した太田氏は、「集団的自衛権行使容認で米軍と自衛隊の一体化が進む。日本の非核三原則はますます空洞化するのではないかという危惧の念にたえない」と述べました。