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2014年10月12日(日)

子らの安らぎ 公的責任で

全国学童保育研究集会始まる

岩手・花巻

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(写真)第49回全国学童保育研究集会全体会で歌と踊りを披露する子どもたち=11日、岩手県花巻市総合体育館

 第49回全国学童保育研究集会が11日、岩手県花巻市で始まりました。全国から指導員や保護者、研究者ら約4000人が参加。会場は熱気に包まれました。同集会は12日まで。

 全体会では岩手県内の学童保育に通う子どもたち約340人が歌やさんさ踊り、けん玉を披露しました。

 全国学童保育連絡協議会の木田保男会長が基調報告。今年5月現在、全国の学童保育は2万2096カ所、入所児童数は約93万人でともに過去最高となっている半面、「潜在的待機児童」が約40万人と推測され「絶対的に不足している」と報告しました。子育て支援制度のもと「学童保育とは何か」が問われているとのべ「学童は学校から帰ってくる子どもたちに、安らぎのある安定した毎日の生活を保障してきた」と語り、公的責任による質・量の拡充を訴えました。

 特別報告では宮城県学童保育緊急支援プロジェクトの池川尚美さんが、大震災時、公設公営の学童保育所では行政との連携が早かったことや、指導員が子どもたちの心の支えに力を発揮したことを報告しました。福島県飯舘村の学童指導員は原発事故で全村避難となり、いまは福島市内に移っているが、村が元に戻ることを願っていることを話しました。岩手県陸前高田市の女性は、指導員も子どもも親も大切な人を亡くしたなかの3年7カ月の思いを報告。「指導員を続けられたのは子どもたちの笑顔、父母の支え、卒業生の励ましがあったから」と涙ながらにのべました。

 北海道教育大学大学院教授の庄井良信さんが記念講演しました。


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