2014年10月2日(木)
辺野古 米軍新基地建設
土砂運搬ダンプ・トラック
1日592台 計10.8万台
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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり、當銘(とうめ)健一郎・県土木建築部長は9月30日、防衛省沖縄防衛局が県に提出した「埋立設計概要変更申請書」で、辺野古ダム周辺の埋め立て土砂65万立方メートルの運搬方法がダンプ・トラック運送に変更され、10トン車換算で合計約10万8000台、1日平均592台にも上ることを明らかにしました。沖縄県議会で日本共産党の玉城ノブ子県議の一般質問に答えました。
防衛局の申請書で判明
県議会 玉城議員に県答弁
沖縄防衛局は、辺野古ダム周辺の埋め立て土砂運搬について、当初ベルトコンベヤーを設置し、米軍キャンプ・シュワブまで運搬する予定でしたが、湖水面をまたぎ、ダムを管理する名護市の同意が必要となることから、変更申請では車両での運搬を求めています。
玉城県議は「1日592台ものトラックが土砂を積載して国道を往来すると、地域住民にとって危険な状態になる」と指摘。「沖縄防衛局は『環境・安全に配慮する』というが、変更内容が不透明だ。県は広く県民に明らかにし、意見を聞くべきだ」とただしました。
當銘部長は、変更承認申請には告示・縦覧や地元市町村長などの意見聴取の手続きは定められていないと回答。玉城県議は「県は承認すべきではない。承認判断は11月の県知事選後の新しい知事にゆだねるべきだ」と厳しく追及しました。