2014年9月27日(土)
再稼働阻止 運動広げ
官邸前での抗議行動2年半
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首都圏反原発連合(反原連)は26日夜、「原発ゼロ」「再稼働反対」を訴える首相官邸前抗議行動をおこないました。2012年3月29日に始まったこの行動は2年半を迎えました。1900人(主催者発表)の参加者から「さらに運動を盛りあげ、安倍首相が狙う川内原発再稼働を阻止したい」との声があがりました。
東京都東大和市で行政書士をしている男性(65)は、仕事のないときは毎週参加しています。「思想信条のちがう人たちが原発反対の一点で集まって声をあげる官邸前行動は大事な場所です。川内(せんだい)原発がある鹿児島県までは行けないが、官邸前で再稼働反対を訴えて連帯したい」
官邸前行動に参加するのは58回目だと話す男性(68)は、埼玉県ふじみ野市でも原発反対集会に参加しています。「安倍首相が原発を再稼働しようとすればするほど運動の怒りは燃え上がる。地元の行動とともに官邸前行動を盛り上げ、運動をひろげたい」
東京都杉並区の女性(34)は「次世代のために再稼働反対の声をあげずにいられません。川内原発再稼働は福島事故の教訓を無視している」。
同大田区の女性会社員(57)は「避難計画もあいまいで住民のことを考えていない川内原発の再稼働は絶対だめです」と語りました。
笠井、吉良議員スピーチ
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日本共産党の笠井亮衆院議員と吉良よし子参院議員は26日、首相官邸前抗議行動に参加して、国会正門前でスピーチしました。
吉良議員は、安倍首相がアメリカで原発再稼働を明言したとして、「来週から始まる臨時国会で安倍政権と正面から対決し、再稼働を阻止したい」と訴えました。
笠井議員は、「毎週行われている全国各地の抗議行動が原発推進勢力を追いつめています。再稼働をストップさせ、安倍政権をノックアウトしましょう」と呼びかけました。