2014年9月22日(月)
2500人「原子力空母ノー」
交代は恒常化が狙い
神奈川・横須賀集会 参加者ら行進
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米原子力空母ジョージ・ワシントン(原子炉2基)の米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)配備からまもなく6年目となる21日、同市で集会が開かれ、2500人が「原子力空母いらない!」と訴え、市内をデモ行進しました。主催は、安保破棄中央実行委員会、原子力空母配備阻止神奈川県闘争本部、原子力空母の母港化を阻止する三浦半島連絡会です。
今回は、来年に原子力空母ロナルド・レーガン(原子炉2基)への交代が狙われるなかの開催で、「原子力空母いらない」などの世論と行動を大きくすることを呼びかけるアピールを採択しました。
主催者を代表して、全労連の小田川義和議長が「集会と沖縄のたたかいを結んで安倍政権に痛打を浴びせ、退陣に追い込もう」と訴えました。
日本共産党の吉良よし子参院議員は、原子力空母交代は横須賀母港の恒常化を狙うものだと批判。「基地も空母もない平和な街・神奈川をつくるため、精いっぱい頑張る」と述べました。
安保破棄中実委の東森英男事務局長は、翁長雄志(おながたけし)那覇市長が立候補を表明している沖縄県知事選は「安倍政権の戦争する国づくりに痛撃を与える全国的な意義を持っている」と強調し、連帯を訴えました。
県内から、「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」「いらない!原子力空母」「爆音をなくし、米空母の母港に反対する厚木基地周辺住民の会」の各代表者と、共産党の井坂しんや県議予定候補・党市議団長があいさつしました。
初参加した神奈川土建戸塚支部の男性(34)は「日本が戦争する国になれば、テロに狙われかねない。子どもたちの未来のために、危険な原子力空母は出て行ってほしい」と話しました。