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2014年9月15日(月)

きょうの潮流

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 いくつもの流れが合流し、雄大な大河になったかのようです▼「辺野古の新基地建設に断固反対する」。こう訴えて、沖縄県知事選への立候補を表明した翁長(おなが)雄志・那覇市長。支えるのは、保守・革新を乗り越えた「オール沖縄」の流れです▼名護市辺野古への新基地問題が浮上した18年前、最初に声を上げたのは、地元のわずかな住民でした。日本共産党主催の学習会で、新基地の危険性を知ったことがきっかけです▼政府の度重なる圧力と分断攻撃に耐え、住民は粘り強くたたかってきました。その結果、「辺野古の海にも陸にも基地を造らせない」と訴える稲嶺名護市政が誕生し、「オール沖縄」の原動力へとなっていきます▼自民党の沖縄県連幹事長を務めるなど、「保守本流」にいた翁長氏も時代の変化を感じ取っていました。第1次安倍政権が、沖縄戦で軍が住民に集団自決を強要したとする記述を教科書から削除したことに抗議して開かれた県民大会を契機に、「オール沖縄」への思いを強めていきます。以来、辺野古新基地断念、オスプレイ配備撤回の県民大会で先頭に立ってきました▼13日の出馬会見でひな壇に並んだうち、翁長氏を含め、少なくない人たちは4年前、仲井真弘多(なかいまひろかず)知事を支援していました。仲井真氏の裏切りに抗議して自民党を除名された那覇市議など、それぞれに葛藤があったと思います。しかし、「子や孫に責任を持とう」と、心を一つにしたのです。「翁長知事」誕生へ、この流れをさらに強く、大きく―。


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