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2014年9月14日(日)

「辺野古新基地 造らせない」

沖縄知事選 翁長那覇市長が出馬会見

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 安倍政権が強行しようとしている沖縄県名護市辺野古への新基地建設断念を掲げ、10月30日告示の県知事選(11月16日投票)に挑む翁長雄志(おながたけし)那覇市長(63)が13日、那覇市内で出馬表明記者会見を開きました。保守県政を支えてきた宮城篤実前嘉手納町長や経済界の重鎮、稲嶺進名護市長、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員らが壇上にそろい、保守・革新の枠を乗り越えた「オール沖縄」による歴史の転換を勝ち取ろうと、満場の会場中に熱意がみなぎりました。


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(写真)翁長雄志・那覇市長の知事選出馬会見で、がんばろう三唱をする翁長氏と参加者=13日、那覇市民会館

 翁長氏は、戦後沖縄が経済的に米軍基地依存を強いられ、基地問題によって県民が分断されてきた苦難の歴史にふれるとともに、那覇新都心など基地返還跡地が経済的に大きく発展している事実を強調。「私たちの目に映る返還跡地の発展の中にこそ、沖縄の進むべき道が示されている。いまや米軍基地は沖縄経済発展の阻害要因。政府によって強行されている辺野古・新基地建設に断固反対します」と力を込めると、熱狂的な拍手がわき起こりました。

 さらに翁長氏は“銃剣とブルドーザー”で強制接収した土地の一括買い上げを狙った米軍のプライス勧告(1956年)を、県民が立場の違いを乗り越えて阻止したことを紹介。「その精神がいま『建白書』に込められ、『オール沖縄』としてまとまることができた。次代を担う子や孫に禍根を残すことのない責任ある行動が、いま強く求められている」とのべ、揺るぎない決意を示しました。

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(写真)沖縄県知事選への出馬を表明し、参加者にむかってガッツポーズをする翁長那覇市長

 記者団から新基地建設を止める方法を問われた翁長氏は「仲井真知事が公約を破棄し、辺野古埋め立てを承認し、新基地建設を認めているわけだが、知事選ではまず仲井真知事の承認に対する県民の意思をはっきり示すことだ」と指摘。「公約を守らなかった知事の埋め立て承認は県民の理解を得たものではない。まず知事選の争点として、仲井真知事の埋め立て承認について県民の意思をはっきりさせる中から、方法を具体的にやっていきたい」とのべました。

 会見に先立ち、翁長氏と日本共産党を含む県内5党・会派は「埋め立て承認撤回を求める県民の声を尊重し、辺野古新基地は造らせない」ことを盛り込んだ、知事選に臨む基本姿勢および組織協定に調印しました。


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