2014年9月12日(金)
“辺野古新基地建設は過去の問題だ” 官房長官の暴言に怒り
名護住民らが抗議行動
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菅義偉官房長官が、沖縄県名護市辺野古で推し進めている新基地建設について「(仲井真弘多知事が承認した)過去の問題だ」とのべたことに対し、辺野古で抗議行動を続ける住民らは11日、「怒りの火に油をそそぐ暴言だ。広がり続ける県民のたたかいに恐れをなしているのは安倍政権だ」と口々に語りました。
辺野古在住の女性(70)が、米軍キャンプ・シュワブゲート前でシュプレヒコールを上げました。「基地建設を終わった話にしようなんて許せない。私たちのたたかいに追いつめられている政府のいらだちを感じます。基地をつくらせないたたかいに勝利し、安倍政権の悪政に反対する全国の運動に勇気を与えたい」
那覇市から辺野古の座り込みに毎日通っている女性(69)が言います。「政府は、辺野古に3600人が集まった抗議集会から恐怖を覚えていると思います。今後も大規模集会が行われます。沖縄のたたかいのうねりをさらに広げ、安倍政権を倒す全国の運動の火種としていきたい」
宜野座村の女性(35)は「沖縄をばかにするなと言いたい。圧倒的多数の県民が新基地建設に反対しています。その思いを踏みにじる、とんでもない暴言です。政府が何と言おうとたたかい続けます」。
週2回、抗議行動に通っている那覇市の女性(65)は「新基地ノーが民意なのは明らかなのに、政府にはわからないのか。県知事選で、安倍政権に審判を下さなくてはいけません。何があっても基地建設を断念させます」とのべました。