2014年9月11日(木)
DIOジャパン子会社元従業員に説明会
宮城・登米 市が独自補助へ
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宮城県登米市は10日、休業状態になっている株式会社DIOジャパン(本社・東京)の子会社で、同市に所在する「東北創造ステーション」の元従業員への離職者説明会を開き、市独自の補助を行うと説明しました。
補助金は▽母子・寡婦福祉資金▽生活福祉資金・生活安定資金▽緊急生活支援資金―など、県や社会福祉協議会などの既存の融資制度の利子を市が全額助成するもの。日本共産党登米市議団と元従業員13人は4日、元従業員に対して利用しやすい融資を行うよう市に要請していました。
同社は、親会社であるDIOジャパンの休業を受けて、8月中に従業員76人を解雇し、コールセンターの業務を停止。給与も未払いとなっています。説明会には28人が参加しました。
市は▽国民健康保険料の軽減制度▽保育所利用の延長▽国民年金の免除制度▽就学援助制度―などについても説明しました。
説明会に参加した、同市に住む20代の女性は「生活の基礎が突然なくなって途方にくれていました。補助の要綱は後日に説明ということで不安もありますが、一安心です」と話しました。