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2014年9月10日(水)

きょうの潮流

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 「沖縄は日本の心」。先日亡くなった米倉斉加年(まさかね)さんが、よく口にしていました。私たちは沖縄で本当の日本人の心を検証しなければならない。苦悩する沖縄は、私たちの日常の苦悩なのだと▼先の大戦で弟を栄養失調で亡くした米倉さんは、沖縄の現状にいつも心を寄せていました。「ふるさとの中にこそ祖国はある。人間を拒否する国家は祖国ではない。沖縄はそれを私に教えてくれた」(『いま、普通に生きる』)▼沖縄の戦後は米軍基地との闘争の歴史です。昔は銃剣とブルドーザーによって、今は権力総がかりで、基地反対の運動は弾圧されつづけてきました。しかし、沖縄の心は折れません。それを示したのが今回の選挙結果でした▼名護市では辺野古(へのこ)への新基地建設反対を貫く稲嶺市政を支える与党が過半数を守りました。野党の激しい切り崩しのなかで全体としても2000票の差をつけ、地元紙も「民意はまたも示された。辺野古断念は理の当然だ」と報じました▼日本共産党も躍進。名護で新人がトップ当選。東村(ひがしそん)では米軍ヘリパッド反対の闘士、伊佐真次さんが村議会初の党議席を獲得しました。応援に入った赤嶺衆院議員は「基地反対でぶれない共産党に、これまでにない支持が寄せられている」▼8日夜、東京で開かれた「沖縄との連帯の夕べ」。壇上からの訴えに共感の声をあげる会場。市町村議選の結果を喜び合い、次は知事選勝利の決意がふつふつと。ウチナーを、日本を変えるオール沖縄のたたかいはつづきます。


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