2014年9月8日(月)
社会保障改悪許さない
全日本民医連が活動交流集会
神戸
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全日本民主医療機関連合会が7日、神戸市で第12回共同組織活動交流集会を開き、3200人を超える人が参加しました。
弁護士の宇都宮健児氏が記念講演し、原発再稼働や社会保障改悪、雇用、環太平洋連携協定(TPP)など安倍政権の暴走と国民生活破壊を告発しました。明文改憲や集団的自衛権行使容認の「閣議決定」など安倍政権の改憲策動とドイツとの違いを示し、戦争責任と加害者責任を追及する国民的運動を強調しました。宇都宮氏は、改憲を許さないために、政治的立場、イデオロギーの違いを超えたつながりを広げ、生活保護申請や労働組合のつくり方を教えるなど、憲法を実質化する運動を呼びかけました。
藤末衛会長が「人権としての医療・介護保障を目指す民医連の提言」について講演しました。
藤末氏は、民医連の歴史と目指してきた医療・事業の教訓を紹介し、「提言」が社会保障制度の改悪と医療・介護の営利産業化を進める政府の政策に変更を迫るものだと強調。民医連の職員と共同組織による「時代を画す」実践と実現を訴えました。
各地の健康友の会や生活協同組合など共同組織の取り組みや経験が報告され、議論しました。
金澤和夫兵庫県副知事が来賓あいさつしました。