2014年9月8日(月)
米軍無人偵察機の異様
青森・三沢基地 航空祭で一般公開
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米空軍は7日、青森県三沢市の三沢基地で開かれた航空祭で、無人偵察機RQ4グローバルホークを展示しました。今年5月に2機が配備されて以来、一般公開は初めてです。多くの軍用機の中で、同機の異様な姿が際だっていました。
グローバルホークは全長13メートル、全幅35メートルと、無人機としては大型です。高度2万メートル近くまで上昇し、35時間の飛行が可能とされています。アジア太平洋全域の監視を行い、同型機がアフガニスタンでも運用されています。
元はグアムに配備されていますが、台風を避けるため、6月から10月まで三沢基地にローテーション(交代)配備される計画です。要員約40人も配備され、新たな基地負担の増強です。
グローバルホークは離着陸時、三沢基地内の地上設備でパイロットが操縦し、一定高度になると、米カリフォルニア州の基地から遠隔操作します。このため、米国のパイロットの判断で緊急着陸させる可能性もあり、安全性の問題が指摘されています。