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2014年9月6日(土)

リニア計画 JRに不安・怒り

長野 党国会議員団、住民と懇談

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(写真)長く住む人たちから「ここを通させないで」と切実な訴えを聞く辰巳議員=4日、長野県飯田市

 日本共産党国会議員団・リニア中央新幹線問題プロジェクトチームは5日、3日間の長野県区間の現地調査を南木曽町で終えました。

 辰巳孝太郎参院議員(同チーム事務局長)と党長野県議団(石坂千穂団長)の合同調査への期待は大きく、JR東海がリニア新駅を予定する飯田市北条地域での懇談では、工事認可後、今月中にも着工することを表明しているJR側の横暴に、不安と怒りが噴出しました。

 ルート上に家がある女性(74)は、「生涯住もうと思っていた。ここを通るとは“寝耳に水”。夢にも思わなかった」と告発。「JR側からは、何の説明もない。テレビで知っただけ」と語る人もいました。

 辰巳氏は「みなさんの立場に寄りそって、国が工事の認可を行わないように要請し、国会や地方議会でも論戦していく」と約束し、住民を激励しました。

 豊丘村、喬木(たかぎ)村、阿智村でも、住民、自治体と懇談し、長野県の下伊那地方事務所からも現況を聞きました。「生活用水の水枯れが一番心配。発生土も尋常ではない」(豊丘村・昼神毅総務課長)、「(掘削による)排水のオーバーで、土石流災害になるのではないか」(喬木村のルート沿線地域住民)など、切実な声が続きました。

 南木曽町役場では、宮川正光町長が「水、観光すべてにかかわる。残土による災害も不安だ。当たり前の普通の生活を保障してほしい」と述べ、12日に町のリニア対策協にJRを呼び説明させると語りました。現地調査には隣接する岐阜県中津川市の木下りつ子・党市副委員長らが合流。活断層を貫く工事による水枯れ、長期間の残土運搬車両通行に伴う日常生活や、観光に与える悪影響が指摘されました。


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