2014年9月6日(土)
沖縄市議選
「新基地ノーの民意を」共産党3氏当選へ全力
自公市政与党は基地問題に触れず
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日本共産党が議席増をめざしたたかっている沖縄県いっせい地方選の沖縄市議選(定数30、7日投票)で、名護市辺野古への米軍新基地建設推進の桑江朝千夫・自公市政の与党候補が、基地問題の争点を隠して選挙を乗り切ろうとしています。これに対し、日本共産党のイケハラ秀明候補(71)=現=、前宮みつこ候補(62)=現=、チバあやこ候補(45)=新=は、「新基地建設ノーの民意を示そう」と訴え奮闘しています。
桑江市長は自身の政策(くわえビジョン)を推進するため「いまの与党は不安な数。与党候補を当選させてほしい」と応援。桑江市政の与党候補16人を列挙し「くわえビジョンの実現のためには、この人たちが必要です」と書かれた横断幕を街頭に掲げるなどの熱の入れようです。与党候補も「市長を支える市議団が必要だ」と口々に訴えています。
桑江市長は、自民党県連の幹事長代理時代、普天間基地の「県外移設」公約を投げ捨て、辺野古「移設」推進へと転じた人物。安倍政権が強行している基地建設に向けた海上作業についても「容認する」と地元紙のアンケートに回答しています。
ところが、桑江市政を「支える」と訴える与党16候補は、新基地問題にはいっせいに口をつぐみ、選挙公報でも基地問題に全く触れていません。
有権者にとって基地問題は外せない争点です。「口だけで、そのとおりやらないのはおかしいね」という市内の男性(80)は「戦争真っただ中で、日本人同士が殺し合うのを目の前で見た。生きているのが不思議なくらい。戦争はしてはいけないことは僕らがよく知っている。基地はない方がいいよ」と話します。
日本共産党の3候補は、「新基地推進の桑江市長が推す候補に負けられない」と奮闘。「辺野古新基地建設をストップさせ、安倍政権いいなりの自公市政を変えましょう」と精力的に訴え、最後まで支持を広げ切ろうと全力を挙げています。