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2014年9月6日(土)

全米150都市 ファストフード労働者

最低賃金上げ求めスト

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(写真)最低賃金の引き上げを求めてデモ行進する人たち=4日、フィラデルフィア(島田峰隆撮影)

 【フィラデルフィア=島田峰隆】米国各地の約150以上の都市で4日、ファストフード労働者が最低賃金を現行の時給7・25ドル(約768円)から15ドル(約1589円)へ引き上げることと労働組合の結成権を求めて一斉にストライキを行いました。労働組合「サービス業国際労組」(SEIU)やファストフード労働者支援団体などが組織しました。

 東部ペンシルベニア州フィラデルフィアでは、スト入りした労働者ら約200人が、緑や赤のプラカードを掲げて大通りをデモ行進しました。

 参加者らは「7・25ドルでは生活できない」「(残業手当の未払いなど)賃金窃盗は犯罪だ」「今こそ15ドルの最賃を」などと訴え歩きました。ウィルソン・グード市議も連帯あいさつをしました。

 市内在住のクリーブランド・ジョンソンさん(40)は「週40時間働いても低所得者向けの食料支援制度に頼らなければならないような額の最低賃金は異常だ。どうやって生活し、子どもを育てられるのか。政治家は想像力を働かせて労働者の生活を考えてほしい」と話していました。

 ファストフード労働者のストは2012年11月にニューヨークで始まって以来、何度も取り組まれ、この間の州や市、郡レベルでの最賃引き上げの流れをつくりだしています。


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