2014年9月4日(木)
「DIOは賃金払え」
宮城県労連集い 労組加入次々
雇用確保を
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東日本大震災の復興を目的とした緊急雇用創出基金事業にかかわって、各地で賃金未払い、解雇をしているDIO(ディオ)ジャパン(本社・東京、本門のり子社長)問題で、宮城県労連は2日、賃金未払いの解決、雇用確保を求めて、同社の子会社がある美里町(みさとまち)、登米市(とめし)の2カ所で「コールセンターみんなのつどい」を開催しました。
両会場には、当事者が多数参加。8月25日に結成された「宮城県労連ディオみやぎユニオン」への加入が相次ぎました。
つどいで、同ユニオンの代表世話人、金田真名美さん(28)が発言し、2011年9月から登米市の子会社・東北創造ステーションで働き始め3年がたとうとしていたときに、突然、賃金が支給されずに、解雇されたと話しました。「生活が壊されている。何とかしたいと組合をつくった」「みんなで一致団結してがんばりたい」と表明しました。
美里コールセンターを解雇された男性は、「今年いっぱい業務を続けられると思っていた」と発言。東北創造ステーションを解雇された母子家庭の女性は、「力をあわせてがんばりたい」と語りました。
参加していた30代女性は、「給料が出ず、生活をどうするか。頭が真っ白です。大丈夫といわれてきたのに…」と困惑の表情を浮かべ、別の30代女性も、「自治体が誘致した会社だったので安心していた部分もあった。急に辞めさせられて、くやしい」と話しました。
県労連の安藤満議長が主催者あいさつし、遠藤秋雄アドバイザーが報告。日本共産党の横田有史県議があいさつ。登米市のつどいで、日本共産党の大門実紀史参院議員らがあいさつしました。