「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年9月2日(火)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 今年の夏の甲子園でおにぎりを2万個も握った高校野球部の女子マネジャーが話題になりました。部員の体力強化のためにコース替えまでしておにぎり作りに専念したと、スポーツ紙などで取り上げられました▼ネット上では賛否をめぐって大論争。性差別や教育の観点からも論じられ、社会問題にひろがりました。個人攻撃は論外ですが、女子マネジャーの献身ぶりを強調した美談扱いが、いかに偏っていたか。物議の大きさが示しています▼こちらも、美談では済まされないでしょう。同じ高校野球の全国軟式大会準決勝。4日間をかけて延長50回をたたかった両チームの投手が一人で投げ抜いたのです。しかも勝ったチームの投手は直後に行われた決勝でも中盤から登板。計786球を投げ続けました▼気迫、志願の続投、最後まで投げ切った―。大会を後援する「朝日」や「毎日」をはじめ、それをたたえるマスメディア。肩や肘、腰への負担。くり返されてきた投手の酷使など、どこ吹く風です▼ボールが軽い軟式は硬式に比べて負担は少ないといいますが、腕を振る動作や回数は同じ。両方、経験のある元プロ野球投手は「これだけ投げたら、酷使に変わりはない」。ルール改正がいわれていますが、ことは人権にかかわります▼軍国美談のように一方的な価値観の押し付けは、まちがった方向に世の中を誘導します。それだけに、報道に携わるものの責任は重い。無限の可能性を秘める若者。その未来を奪う権利はだれにもありません。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって