2014年9月1日(月)
オスプレイ 横田初訓練
東京 拠点化に住民ら抗議
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在日米軍横田基地(東京都多摩地域の福生市など5市1町)で31日、普天間基地(沖縄県)配備の米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが物資の積み込みと空輸などの訓練を実施しました。オスプレイは横田基地に7月19、21の両日、給油を目的に飛来していますが、同基地で訓練を実施するのは初めてです。
29日に飛来していたオスプレイ2機は、31日午後0時35分ごろ横田基地を同時に離陸し、1時30分と34分に相次いで着陸。1機は52分に再び離陸し、基地北側を旋回し、西側の福生市上空を低空で飛行後、56分に着陸しました。
今回の訓練について在日米軍は、自然災害などで人々が被害を受けた場合の「人道支援」の空軍兵士と海兵隊員の連携体制と緊急事態への対応を確認するものだと説明。空軍が模擬支援物資の準備と積み込みや兵たん支援・給油を、海兵隊のオスプレイが横田基地での離着陸と管轄空域での飛行訓練を実施しました。横田基地では、海兵隊の地上部隊によるパラシュート降下訓練が頻繁(ひんぱん)に実施されており、オスプレイを含めた海兵隊の訓練拠点化が進んでいます。
オスプレイは日本にいらぬ
米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが在日米軍横田基地(東京都多摩地域)で物資の積み込み、空輸訓練を行った31日、基地南側の福生市の公園で、平和団体や騒音訴訟の原告、住民ら約150人が抗議集会を開きました。
主催した横田基地の撤去を求める西多摩の会の高橋美枝子代表は「オスプレイの横田基地への飛来、訓練は、東京都全体の問題。日本のどこにもオスプレイはいりません」と訴えました。
日本共産党の尾崎あや子都議は「都議会でもオスプレイの飛来反対、横田基地はいらないと質問し、知事に国やアメリカにきちんとものをいうよう迫っていきたい」とのべました。