2014年8月30日(土)
オスプレイ横田飛来、あす訓練
米海兵隊計画 住民ら抗議行動へ
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米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが31日に在日米軍横田基地(東京都多摩地域の福生市など5市1町)で、軍事訓練を計画していることがわかりました。29日午後3時ごろ、訓練のためオスプレイ2機が横田基地へ飛来しました。
横田基地の撤去を求める西多摩の会では、31日午前9時から監視行動、午後2時から滑走路南側の福生市「福東トモダチ公園」で抗議集会を行います。
同訓練については、防衛省北関東防衛局が横田基地周辺自治体に対し28日、「総合防災訓練として、物資の積み込み及び空輸のための飛行を行う可能性がある」と情報提供していました。
しかし、在日米軍横田基地広報部は本紙に「防災訓練ではなく、自然災害などへの人道支援と緊急事態に対応する、米空軍と米海兵隊の連携体制を確認するための訓練。日本国内での活動とは無関係」と説明しました。
広報部によると、訓練にはオスプレイ1機と海兵隊クルー2人が参加。空軍がオスプレイへの補給や給油などの支援、災害救援物資(模擬)の準備と積み込みを行います。オスプレイは離陸後、横田基地管轄地域を飛行し、同基地へ着陸する予定です。普天間基地(沖縄県)に向けて離陸する日程は明らかにしていません。
米軍は、アジア地域での影響力拡大と連携強化を目的に、各国との災害救援・人道支援演習を実施。在沖海兵隊や横田基地の輸送機も演習や実際の作戦に参加しています。