2014年8月30日(土)
軍事費 過去最大5兆円
防衛省概算要求 国民には消費税増税
防衛省は29日、2015年度軍事費(防衛関係費)の概算要求を決定しました。総額は5兆545億円(SACO=沖縄に関する日米特別行動委員会=、米軍再編関係経費含む)で、5兆円を超えた02〜03年度の要求額を超えて過去最大。14年度当初予算と比べ、1697億円(3・5%)の大幅増で、安倍政権は発足以来3年連続の軍拡を狙っています。
「社会保障の財源確保」を口実に史上最大規模の消費税率8%への増税を国民に押しつける中、▽最新鋭兵器の相次ぐ導入▽軍需産業などへの税制優遇措置▽自衛官実員の大幅増―などを要求する異常な軍事優先ぶりです。
新たに導入する垂直離着陸機オスプレイ、水陸両用車、偵察用無人機、早期警戒管制機はいずれも「機種選定中」として金額・数量を明示していません。沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設費も14年度と同じ仮置きの額を示しているのみで、埋め立て工事に着手すれば総額がさらに膨らむ可能性があります。
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