2014年8月29日(金)
広島土砂災害 避難所環境に配慮を
市議会全員協議会 共産党が要求
|
広島市の豪雨被害をうけて28日、土砂災害についての市議会全員協議会が開かれました。
日本共産党の中原ひろみ市議団長は、学校が始まれば仮設のトイレが必要になり、その際も、男女を分けることなどが必要だと求めました。また、女性は更衣など男性より配慮が必要だと、パーティション(間仕切り)の設置を求めました。
松井一実市長は「避難者目線の質問で、やるつもりだ」と答えました。
さらに、中原議員は、住宅問題について「被災者は着の身着のままで避難してきた。公営住宅に当たっても何もないと生活できない。家電・家具などの支援はするのか」と質問。市長は「その方向だ」と答弁しました。
市長は、自宅が無事でも、再び災害が起こることを危惧している住人がいることに対し、「転居したい人がいれば支援の枠組みをつくる。総理に枠組みをつくる要望をして検討していく」と述べました。
会議では、市の消防局長が避難指示・勧告の解除の要件について(1)災害が起こるような雨が見込まれない(2)土壌の水分が災害注意報より下がる(3)土壌の崩落の恐れがないことを総合的に検討するとしました。