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2014年8月25日(月)

司法救済実現求める

熊本 ミナマタ現地調査終了

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(写真)熊本、鹿児島はじめ東京や新潟、福島などからも駆けつけた参加者で満席になった会場=24日、熊本県津奈木町

 国の基準では対象外とされていた地域の水俣病被害の広がりを検証しようと実施した「ミナマタ現地調査」2日目の24日、熊本県津奈木町で決起集会が開かれ、救済を支援する国民的世論をさらに広げることを確認して、全日程を終了しました。東京都や熊本、鹿児島、新潟、福島の各県などから470人が参加しました。

 水俣病不知火(しらぬい)患者会の大石利生会長はあいさつで「恒久的救済を保障する『司法救済制度』の実現を」と述べました。

 汚染された魚介類の多食歴を確認できないとして救済を拒まれた久木山東洋さん(72)=鹿児島県伊佐市=が「(水俣病の症状の)手の震えで字も書けないほど苦しんでいる。地域や年代の線引きはやめてほしい」と訴えました。

 「ノーモア・ミナマタ第2次訴訟」原告・弁護団はこれまでに、熊本で545人、東京で18人、新潟で32人が各地裁に提訴。11月の大検診では、医師100人態勢で550人の被害者が受診する見込みです。

 日本共産党の仁比聡平参院議員が連帯あいさつしました。


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