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2014年8月22日(金)

世界のCO2排出 過去最悪 昨年351億トン

独研究所発表

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 ドイツの民間研究機関「国際経済フォーラム再生可能エネルギー」(IWR、本部=ミュンスター)はこのほど、化石燃料の燃焼による2013年の世界の二酸化炭素(CO2)の排出量は前年12年の344億トンを6億7000万トン上回り、過去最高の351億トンに達したと発表しました。

 世界の排出量が311億トンだった09年の世界経済危機以来、年率で1・9%の増加を続けていることになります。

 IWRのノルベルト・アルノホ所長は、「排出量増加は止まっておらず、排出量がピークを迎え、下降に転じる時点は予測できない」と述べ、IWRが12年に示したCO2排出量は20年までに400億トンを超すとの予測どおりになると警告しました。排出量の基準とされる1990年の世界の排出量は227億トンでした。

 発表によると、CO2排出量世界1位の中国は95億トン(前年91億トン)、第2位の米国は59億トン(同58億トン)とそれぞれ増加。これにインドの19億トン、ロシア17億トンが続いています。

 日本は5位の14億トンで前年から1500万トン減でしたが1990年比では2億1800万トンの増加。6位はドイツの8億4000万トンでした。


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