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2014年8月20日(水)

ミス続出つくばエクスプレス

党議員団、政府ただす

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(写真)国交省と厚労省の担当者から説明を受ける(正面左から)塩川、高橋、田村、辰巳の各議員=19日

 東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ首都圏新都市鉄道=つくばエクスプレス(TX)をめぐる問題について日本共産党国会議員団は19日、国会内で国土交通省と厚生労働省の担当者に質問しました。高橋ちづ子、塩川鉄也両衆院議員、田村智子、辰巳孝太郎両参院議員や加藤英雄千葉県議が参加しました。

 2005年の開業以来、TXでは人手不足による労働環境の悪化や可動式ホーム柵の故障、車両点検ミスなどが相次ぎ、問題になっています。

 13年7月11日に柏の葉キャンパス駅(千葉県柏市)で発生した列車との接触事故や、南流山駅(同県流山市)で発生した人身事故(14年3月13日)について、国交省の担当者は「承知している」としつつ、「鉄道事業者に落ち度はない」と説明。TXに安全対策などの指導は行っていない実態が明らかになりました。

 「再発防止策として、列車緊急停止装置(非常停止ボタン)を設けるべきではないか」と高橋氏は指摘。これに対し「ホーム柵を設置していれば、非常停止ボタンを設ける必要はない」などと述べました。

 田村氏は、ラッシュ時にも駅務員がホームにいないことを指摘し、「人員削減のためにホーム柵を設けるのは本末転倒だ」と批判しました。

 厚労省の担当者は、駅務員の労働問題でTXが一昼夜交替制・泊まり勤務の“明け日”を「公休日」に指定していることについて「休日を与えたことにはならない」との見解を示しました。一方、公休日にも月例教育への参加を義務づけている点については、「労働時間と認めるべきかは個別の事情による」と答えるにとどまりました。

 塩川氏は「駅務員の不足によって安全性や利便性に支障が出ている」と指摘しました。


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