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2014年8月20日(水)

オスプレイ 東日本初の訓練飛行

東・北富士演習場 天候悪く着陸できず

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 米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイは19日午後、米海軍厚木基地(神奈川県)から自衛隊東富士演習場(静岡県)、北富士演習場(山梨県)に飛来し、東日本で初めてとなる訓練を目的とした飛行を行いました。ただ、当初予定していた演習場への離着陸は、天候不良を理由に見送りました。

 厚木には18日午後、配備先の普天間基地(沖縄県)からオスプレイ4機が飛来。19日はこのうち2機が午後3時前に厚木を離陸しました。しかし、防衛省から静岡県御殿場市に入った連絡によると、東富士・北富士両演習場の着陸予定地点が霧で視界不良のため着陸を断念。午後4時すぎ、厚木に戻りました。

 ただ、自衛隊や米海軍ヘリは通常通り飛行しており、天候は特別悪くはありません。現場で監視している人たちから、「この程度で着陸できないのか」「やはり欠陥機なのでは」との声が相次ぎました。

 オスプレイが帰還する際、演習場に近い静岡県小山町で目撃した住民によると、厚木からの飛来時には、プロペラが水平に向いている航空機モードでしたが、帰還時には、プロペラが真上を向いているヘリモードでした。機体が不安定になる飛行モードの転換を民家上空で行った可能性があります。

 「東富士のオスプレイ飛来・配備・訓練に反対する御殿場・裾野・小山の住民の会」の渡辺希一事務局長は、「小山町上空でのモード変換は明らかに危険だ」と批判しました。

 また、オスプレイが当初予定していた飛行ルートを変更したにもかかわらず、地元への連絡が遅れました。御殿場市の若林洋平市長は「地元への情報が乏しい。防衛省の対応に不安を覚えた」と苦言を呈しました。

 通告された訓練期間は19日から22日で、20日以降も北富士・東富士と厚木を往復する可能性があります。

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