2014年8月19日(火)
区域調整案 全党が反対
参院選挙制度協議会開く
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参院選の「1票の格差」を是正する参院選挙制度協議会が18日、国会内で開かれました。人口の少ない県に対して隣接する人口の多い県の一部地域を編入する「選挙区域調整案(仮称)」について議論し、すべての党が反対しました。
同案は自民党の一部議員が検討を求めていたもの。協議会では自民党内の検討結果について「反対論の方が多かった」(岡田直樹議員)と報告されました。
日本共産党の井上哲士参院幹事長は「その場しのぎの数あわせの感は否めず、住民の理解は得られない」などと問題点を指摘し、反対を表明しました。
次回9月2日は、都道府県単位の選挙区定数が3年ごとの半数改選のため偶数になっているのに対し、定数1など奇数配分を可能にする案について議論します。脇雅史座長(自民党参院幹事長)は、次々回の9月11日に年内の報告書提出に向けたとりまとめ案を示すと述べました。