2014年8月19日(火)
広島・長崎・沖縄
亡国政治「矛盾が劇的に拡大」
山下氏が指摘
日本共産党の山下芳生書記局長は18日の記者会見で、「お盆を前後して、安倍政権の暴走・亡国の政治と国民との矛盾があらためて劇的に拡大している」として、米軍新基地建設に向けたボーリング(掘削)調査を強行する防衛省沖縄防衛局の暴挙や、広島、長崎両市での安倍晋三首相の発言を批判しました。
山下氏は、広島市での平和式典(6日)で問題になった安倍首相の「コピペ(切り貼り)」のあいさつについて、「被爆地、被爆者を愚弄(ぐろう)、冒涜(ぼうとく)するものだと言わなければならない」と批判しました。
また、同市での被爆者団体代表との懇談(6日)で被爆者から集団的自衛権行使容認の「閣議決定」の撤回を要求され、長崎(9日)では被爆者代表から「憲法を踏みにじる暴挙だ」との声が上がったのに対して安倍首相が「見解の相違」の一言でかわそうとしたことに言及。「『ノーモア・ヒバクシャ』『ノーモア・ウオー』の被爆地・被爆者の精神を真っ向から踏みにじる態度に怒りが噴き上がっている」と述べました。