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2014年8月19日(火)

憲法生かし子ども守ろう

教育のつどい閉幕

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 高松市内で開かれていた「みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい―教育研究全国集会2014」は18日、3日間の日程を終え閉幕しました。教職員や保護者、市民らのべ5100人が参加しました。


 全日本教職員組合など24団体でつくる実行委員会はアピールを発表しました。子どもを人間として大切にする教育のあり方を職場や地域、家庭で話し合い、憲法と子どもの権利条約を生かし、子どもと教育を守るとりくみに力を合わせようと強調。教え子を再び戦場に送らせないために憲法を守り、生かすとりくみに全力をあげよう、と呼びかけました。

 今年の集会は、安倍内閣が「教育再生」と称して、教育委員会制度改悪や道徳の教科化、全国いっせい学力テストの学校別結果公表、土曜授業の実施など矢継ぎ早の「教育改革」をすすめるなかで、その狙いをはね返そうと開かれました。

 16日夜の教育フォーラムでも、教科書制度の改悪や教職員への管理強化、競争の教育など危険性が語られました。ある高校生は「教科書が真実を語ってくれなければ、私たちは何を信じたらいいの? 真実を知らされないままに考えることに意味があるの?」と発言。子どもをまんなかにした教育についての語り合いの大切さを改めて確認し合いました。

 記者会見した実行委員会の北村佳久代表委員(全日本教職員組合委員長)は、「若い教職員の参加が目立ち、子どもたちを管理する息苦しい職場でいいのか、と具体的事実から出発して語り合う、大きな値打ちのある集会だった」と語りました。

 2日間分科会の討論に参加した大阪の高校の教師(26)は、「子どもとの向き合い方をたくさん学べました。どんな学校をつくっていけばいいのか、そもそも教育はどうあるべきなのかを、考え続けたい」と話しました。


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