2014年8月17日(日)
ブイ設置強行に抗議
沖縄選出4国会議員 中止要求
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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり、防衛省沖縄防衛局が、反対する県民の排除を目的とした浮標(ブイ)と浮具(フロート)の設置を強行(14日)した問題で、沖縄県選出・出身の野党国会議員は15日、安倍晋三首相と小野寺五典防衛大臣に厳しく抗議。一切の基地建設工事の中止を求める要請文を井上一徳・沖縄防衛局長に手渡しました。
要請したのは、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、糸数慶子参院議員(無所属)、照屋寛徳衆院議員(社民)、玉城デニー衆院議員(生活)の4氏。要請文では「地元名護市長をはじめ、7割を超える県民が新基地建設に反対の意思を表明するなかでの海上工事強行は言語道断」「(11月の)県知事選を前に基地建設を既成事実化しようとする姑息(こそく)で卑怯(ひきょう)な暴挙」と糾弾しています。
その上で、「われわれは沖縄県民、日本国民とともに、辺野古新基地建設を断念するまで断固たたかい続ける」と表明。▽米軍キャンプ・シュワブゲート前に設置した仮設ゲートと敷鉄板の即時撤去▽海上保安庁の過剰な警戒・監視行動の即時中止▽ブイ、フロートの設置を中止・回収し、海底ボーリング(掘削)調査を実施しないこと▽米海兵隊普天間基地(同県宜野湾市)の無条件閉鎖―の4点を強く求めています。