2014年8月16日(土)

憲法守れの声大きく

終戦記念日共産党が宣伝

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京都・滋賀　穀田氏ら

（写真）訴える（左から）冨樫、白井、穀田、西脇の各氏＝15日、京都市

　日本共産党の穀田恵二国会対策委員長・衆院議員は１５日、終戦６９周年の街頭演説を京都市と滋賀県大津、草津の両市で行いました。

　京都市下京区の四条柳馬場では、西脇郁子京都府議、冨樫豊京都市議、白井ひろゆき京都府議予定候補、高橋進後援会事務局長とともに訴えました。

　穀田議員は、日本の戦争が侵略と植民地支配の戦争であったことをアジア共通の認識にすることが真の友好を築くことにつながると強調。集団的自衛権行使容認の「閣議決定」によって、再び戦争する国に突き進もうとする安倍政権を「憲法９条をなきものにしようとする暴挙で絶対に許してはいけない」と批判しました。

　そして、「閣議決定」の撤回と集団的自衛権行使に関わる法律の立法作業を中止させる共同のたたかいを呼びかけていくと力を込め、「憲法を守れの声を大きく上げ、来年のいっせい地方選挙で、暴走する自民党政治にノーの審判を下しましょう」と語りました。

大阪　辰巳・清水氏ら

（写真）雨の中訴える辰巳議員（中央）ら＝15日、大阪市

　日本共産党大阪府委員会は、ＪＲ天王寺駅前で宣伝しました。安倍自公政権が集団的自衛権行使容認を「閣議決定」し、海外で戦争する国に突き進む中、「暴挙の限りを尽くす安倍政権を、みんなで力を合わせて打倒しよう」と呼びかけました。

　辰巳孝太郎参院議員、清水忠史党府副委員長、山本陽子元府議、石谷ひさ子大阪市議予定候補、川添建真民青府委員長が、途中から激しく雨が降る中、それぞれ訴えました。

　辰巳議員は「集団的自衛権行使容認の『閣議決定』は平和憲法、憲法９条をじゅうりんする歴史的暴挙です。『戦争する国づくり』一直線の安倍政権を一日も早く打倒するために、ともに力を合わせましょう」と呼びかけました。

　演説を聞いていた男性（１８）＝松原市＝は「戦争には行きたくありません。今のままがいい。集団的自衛権には反対です」と語りました。

　八尾市の女性（６５）は「集団的自衛権行使には反対です。人が死ぬだけで得なことはありません。消費税増税も進める安倍首相には早く辞めてもらわないといけません」と話していました。

兵庫　宮本・堀内氏ら

（写真）訴える（左から）宮本、前田、堀内の各氏＝15日、神戸市中央区

　終戦６９年となる１５日、日本共産党兵庫県委員会は宮本岳志衆院議員とともに、神戸市中央区の元町商店街東口で街頭演説をしました。堀内照文党県副委員長と前田みさ子県議予定候補が参加しました。

　宮本氏は、日本軍国主義が推し進めた侵略戦争と植民地支配によるすべての犠牲者に心からの哀悼の意を表し、憲法の恒久平和主義と９条を国民とともに守り抜く決意を表明しました。

　宮本氏は「海外で戦争できる国に日本をつくりかえることは断じて許せません」と安倍内閣の集団的自衛権行使を容認する「閣議決定」を批判。国民の圧倒的多数が解釈改憲に反対していることを示し、侵略戦争に命がけで反対した党として、憲法違反の「閣議決定」撤回と集団的自衛権行使のための立法作業中止の先頭に立つ決意をのべ、国民的共同を広げることを呼びかけました。

　訴えを聞いていた神戸市須磨区の男性（７７）は「今の状況は怖いですね。青年たちが危機感をもって日本の行く末を考えているので間違った判断はしないと思います」と話していました。