2014年8月12日(火)
日航機墜落事故から29年
空の安全願い灯籠流し
群馬・上野村
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520人が犠牲となった1985年の日航機墜落事故から29年の12日を前に、犠牲者を追悼し、空の安全を願う灯籠流しが11日夕、群馬県上野村の神流(かんな)川で行われました。主催は遺族らでつくる「8・12連絡会」など。
高崎アコーディオンサークルなどによる演奏が行われる中、遺族らは、飛行機が墜落した時刻の午後6時56分に合わせて約300個の灯籠を川面に浮かべ、手を合わせました。
灯籠には、亡くなった肉親に「元気で頑張っています」とあてた言葉や、「命の大切さを無駄にしないで。『安全』を考えて」と、事故の根絶を願う言葉が。
埼玉県春日部市の男性(71)は、事故の犠牲となった妻の兄(当時52歳)にあてて「今年も来ました。一緒にビールを飲むのを楽しみにしています」と書きました。「とても仲のよい兄でした。航空会社はコストばかり削って、安全を無にしてしまっては困ります」