2014年8月9日(土)
きょう 長崎被爆69年
長崎は9日、アメリカによる原爆投下から69年を迎えます。たった1発の原子爆弾によって、長崎は死の街に変えられ、いまも人々は放射線の影響による後遺症に苦しめられ続けています。
長崎市では追悼行事などが行われ、原爆が投下された午前11時2分に黙とうし、核兵器廃絶の決意を新たにします。
平和式典には、海外から過去最多の52カ国の代表が出席予定で、うち12カ国が初めてとなります。
被爆地域拡大是正の問題では、長崎原爆で被爆しながら、国から被爆者として認められていない「被爆体験者」の問題があります。高齢化により、証言の聞き取りも困難になりつつあるため、被爆地域拡大を急ぐ必要があります。
この1年で新たに亡くなった長崎の被爆者は3355人。原爆死没者はあわせて16万5409人となりました。
被爆者の平均年齢は78・93歳で、高齢化が進んでいます。来年の被爆70年に向けて、世界平和と核兵器廃絶の運動を広げるためにも、若い世代に被爆体験を語り継いでいくことが大切になっています。