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2014年8月8日(金)

エボラ熱 死者932人

西アフリカ4カ国 サウジにも拡大か

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 世界保健機関(WHO)は6日、西アフリカ4カ国で2日から4日にかけてエボラ出血熱の新たな患者108人が確認され、45人が死亡したことを明らかにしました。3月の流行開始以来の累計患者数は1711人、死亡者は932人に達しました。

 またシエラレオネでエボラ出血熱に感染したとみられる男性がサウジアラビアのジッダで同日死亡したことが明らかになり、同国は西アフリカ諸国からの巡礼ビザ発給を停止しました。

 ジュネーブでは同日、エボラ出血熱問題での国際保健規則に基づく国際専門家緊急委員会を開催。7日までの日程で、今回の事態を「国際的な公衆衛生上の問題となる緊急事態」(PHEIC)とするかどうかやエボラ出血熱の国際的感染拡大処置についての緊急措置について、チャンWHO事務局長への勧告をまとめます。その結果は8日午前9時(ジュネーブ時間)にフクダWHO副事務局長から公表される予定です。

 リベリアではサーリーフ大統領が6日、エボラ出血熱拡大を受けて90日間の非常事態を宣言しました。同国では患者治療に当たっている医療関係者60人以上がエボラ出血熱で死亡しており、主要な病院の閉鎖が相次いでいます。

 同国で感染した米国人医師ら2人が米国に搬送され、試験段階の治療薬投与を受けています。WHOはこれを受け、実験的治療の是非、優先患者の選定方法など医学上の倫理問題に関する専門家会議を来週開催することを明らかにしています。 (夏目雅至)

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