2014年8月7日(木)

税金で忘新年会会費

都議会政務活動費自民１４７１万円公明も

　東京都議会は６日、２０１３年度分の政務活動費の収支報告書と領収書を公表しました。自民党と公明党は、業界団体や町会の新年会の会費も税金から支出していました。

　政務活動費は議員１人あたり月６０万円を限度に支給されています。１３年度は、民主党、生活者ネット、無所属会派は全額使い切りましたが、日本共産党、自民党、公明党は残金を返還しました。

　自民党は、総額３億６７２０万円を支出しました。忘年会や新年会を含む会費支出は１４７１万円にのぼります。１月だけで新年会への支出が３０万円を超えた都議もいます。会議の際に弁当代もたびたび支出し、昨年８月８日には２１００円の弁当を５９人分、計１２万円余を支出しました。

　民主党は１億７５２０万円を支出しました。自民、民主議員の中には、価格の高いハイオクガソリン代を請求した議員もいます。

　公明党は１億４１３０万円を支出し、会費支出は５０５万円でした。１月に新年会などに６９回出席し、４１万円余を支出した議員もいます。

　日本共産党都議団は、９５９３万円を支出し、その５割以上は広報費にあてています。福祉、教育、中小企業、ブラックバイト調査のほか、静岡県の住宅耐震化支援策、東京電力柏崎・刈羽原発の日帰り視察をはじめ活発な調査活動に支出しています。新年会や弁当代などの支出はゼロです。