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2014年8月7日(木)

核兵器廃絶 行動しよう

NPT2015へ 署名410万人分を国連代表に

原水爆禁止世界大会・広島

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 アメリカによる広島への原爆投下から69年がたった6日、広島市で、原水爆禁止2014年世界大会・広島閉会総会(ヒロシマデー集会)と、市が主催する平和記念式典が開かれました。平和記念公園の原爆碑には、大雨のなか、夜明け前から被爆者や遺族、市民が訪れて犠牲者を追悼。核兵器のない世界へと国際社会が歩みを強めるもとで、廃絶への願いを新たにしました。世界大会は8日から舞台を長崎に移します。


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(写真)フィナーレで合唱する原水爆禁止2014年世界大会・広島の参加者たち=6日、広島市中区

 「ノー・ニュークス!」(核兵器をなくそう)「テイク・アクション!」(行動しよう)―。草の根で運動を広げる市民、被爆者、各国政府や反核・平和団体の代表らがいっせいに立ち上がり、唱和しました。原水爆禁止2014年世界大会・広島閉会総会の署名プレゼンテーション。原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の高草木博代表理事が自治体首長を含め410万4911人の署名を、アンゲラ・ケイン国連軍縮問題担当上級代表に手渡すと、会場から歓声と拍手がわき起こりました。

 参加者7000人を前に潘基文(パンギムン)国連事務総長のメッセージを読み上げたケイン氏は「核兵器のない平和で公正な社会を達成するまで努力しよう」と呼びかけました。核兵器の非人道性を主題にした国際会議を12月に開催するオーストリアのアレクサンダー・クメント大使と、キューバのマルコス・ロドリゲス駐日大使もあいさつしました。

 「被爆地広島から世界へ」と題して被爆者と世界の核被害者が訴えました。広島の内藤淑子(としこ)さんは、被爆した姉の一人が今も行方不明であることなど、涙ながらに語りました。核保有国を提訴したマーシャル諸島の政府代表らが発言しました。

 全国の草の根の取り組みが報告されました。被爆70年で核不拡散条約(NPT)再検討会議が開かれる2015年を「核兵器廃絶への決定的な転機に」するため、草の根から広大な世論と運動をつくろうと呼びかける「広島決議」を採択しました。

 行動提起した日本原水協の安井正和事務局長は、原爆写真展、被爆証言などを広げようと強調。署名を積み上げ「ニューヨークに結集しよう」と訴えました。


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