2014年8月6日(水)
オスプレイ 写真など8カ所も 防衛白書
2014年版防衛白書で米国製の垂直離着陸機オスプレイの写真や挿絵が全8カ所に多用されています。防衛省はオスプレイ導入費を15年度予算に計上する方針で現在検討中。購入ありきの姿勢とみられます。
白書の表紙には、海上自衛隊護衛艦「いせ」に着艦する米軍オスプレイの写真を掲載。本文中では、新たに「災害発生時などにおけるオスプレイの有用性」との項目を設け、フィリピンの台風被害時の作戦などを紹介しています。「海兵隊化」を目指す自衛隊や、日米同盟の新たな象徴として、オスプレイを国民に売り込みたい思惑が透けて見えます。
沖縄への米軍オスプレイ配備をめぐっては、1990年代から国会で追及されてきましたが、日本政府は「(配備されるか)知らない」と虚偽答弁を重ねてきました。2012年になって初めて配備計画を公表。開発段階から近年まで重大事故が相次いでいる、いわくつき“欠陥機”です。